感動する作品をつくる作家の講演に
イギリス留学前に僕は公園で絵を描いていた。「似顔絵を描きます」「イギリスに留学します」と看板に書いて。
中学の時から今までのイギリスに憧れを持っていたきかっけを思い出していた。 我にかえると。女の子が目の前に現れ、ノルシュテインのオオカミの絵をみて。話しかけられた。
「ユーリ・ノルシュテインさん、今日本に来てますよ」 と言った。
「ええ? いま日本にいるんですか?」
彼女に聞いたらノルシュテインがラピュタ阿佐ヶ谷という所で講演などやっているらしい。
ノルシュテインを知ってる、この女の子に興味心身であったが、彼女はただたんたんと話す。彼女は妖精の様にどこかへ静かに消えて行き、それ以降彼女には会っていない。
そこで僕はラピュタ阿佐ヶ谷というところを調べた。
運の良い事に作家の彼はまだ日本にいた。
そしてぼくら家族共々で一緒にイベントに行ったのである。(父はアートに興味ないので父抜きで)
まさか間近で彼を見ることができるとも思いもしなかった。
昔衝撃を与えてくれた作家が日本にいるなんてラッキーだと思った。
彼と高畑勲の対談を見に行く。
幸いノルシュテインを知っている人は少なく(今でも)会場は少人数だった。