手紙のあて名
ロンドンへの留学下見滞在の時に僕は手紙を出す。
以前好きだった女性に手紙を書いた。
初めて現実の中で恋をした女性だった。
現実の中でというのは、アニメだとかゲームの女性に恋をしていたわけではなく。
非現実的な中で、ある女性をずっと追っていたことがあったからだ。
あったからだというけど、おかしな話で、小学校1年生の時からその女性に想いを寄せていた。 初恋が随分と速く。 高校生まで想い続けていた。
話したこともたいしてなかったし、仲良かったわけでもなかった。
空想の中で生きていた。
手紙をだした海実さんとは美術学校出会い。ちゃんと話をしてた。
ある程度仲良くなった人だ。
途中で僕は美術学校を変えた時も、偶然彼女も同じ所へうつってきた
恋の告白など、
人生で一度もしたことがなかったけど、その人に初めてした。
そしてそこで記憶がなくなるほど、ひどいこと言われた。
(もちろん彼女も記憶にないだろう)
そんな女性に僕はなぜか手紙を書こうと思ったのだ
そのエピソードはまた後に書きます。留学中に彼女に会う事になったから。
こう書いているとなんだか僕の人生は物語の様だなと思う。もちろん皆さんの人生も、物語のようなはずだけど。 随分と面白いことが、フィクションの小説のように起きるからそう思う。
だからこうして、人に伝えたく、皆さんの何らかの役にたつだろうと思ってペンをとっているわけだけど、 なんだか書いててワクワクしてきた。
苦しかったことも、悲しかったことも、とても面白いエピソードに変わることが。僕は思い出しながら書いていて楽しい。
その時は死にそうだったのに。
今は微笑んで回想できることに、
これからの困難もまた、後に楽しいエピソードへと変化できる自信が湧いた。