水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴るドキュメンタリーストーリー

謎の美術教授現る②

ボストン大学の教授と話す

 

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Artwork by Satoshi Dáte

僕がスケッチブックに適当に貼った僕の絵の写真を先生に見せる。緊張しながら僕はこの偉大そうな目上の人に見せる。 彼はふんふんという感じで見てくれる。日本人のはしくれのわけのわからんのが見せにきたのだ。

 

彼にとってはたいしたものではないだろうと僕は思った。彼は

 

「エミール・ノルデを知っていますか?」

 

と聞いてきた。エミール・ノルデとはなんぞやと思った。僕は彼が特別な絵の技法のことを話してるのかと思った。 そうではなくてエミール・ノルデという作家の話であった。 ドイツ出身の作家のようだったが作品をみたこともないし、聞いたことも無い。と彼に伝える。

 

そうしたら彼はちょっと驚愕したような顔をした。 もちろん立派な人だから目を丸くして僕の顔を覗き込むようなことはしない。 すっとこう、体を後ろに重心を5cmほど引いただけである。彼はボストンにある美術館の名前をいくつか教えてくれて、見に行ったらいいと言った。

 

僕はこれはみにいかないといけないな、と思ってメモをした。

 

貴重な10分の時間を彼から頂いたわけだ。 ニューヨークにある大学の話などした。 隣に座るEvaは心配そうにちょっと眉間にしわを寄せながら、僕の顔をチラチラ見る。 まるで保護者面談をしているような感じだった。

 

僕はお礼を言うと彼が去っていく。 そしてEvaは学校に出なきゃいけないために別の校舎に向かった。 僕は途中まで一緒に歩いた。 ぼくのベース(基地)はヒロシさんの家だ。 途中で彼女は僕に向かって

 

「私は何々何々がしたい、私はこうしたいというようなことばっかり言うのは失礼だからやめたほうがいいわよ」

 

という風に注意された。 自分が興奮のあまり自分の主張ばかりしてしまったので。ヨーロッパの女性に初めて注意された。 これもまた経験である

 

またこれも日本人女性が注意する言い方とまた違い、英語のせいか、なにか説得力があり、子どもっぽさもあり直接的で、素直な意見が痛感した。 

 

これが英語の魅力なのだろうか?

 

と僕は思った。英語とみんなきくと、なにか新しいスキルで学ばなきゃいけないこと。と思うかもしれない。僕ははっきり言って学校の授業の中で勉強として組み込まれてる最も違和感を感じるものは語学だと思った。 やはり英語は体で覚えるものだと理解した。

 

そこには何千年もの歴史があり、ただの記号でコミュニケーションのためのツールと言うだけではないのだ。

 

英語が面白いと思ってきたときだ。