水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

切り裂きジャック・霧の町へ

ロンドン東を探検 

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僕らはAldgate East(オールドゲートイースト)という駅の物件を見に行った。この物件がエージェンシーによるものだったか、学校の掲示板からか、新聞からか記憶にはないがとにかくあまり雰囲気の良い場所ではなかった。

  

くるまがぶんぶん通っていて、まわりはグレー。

 

イスラムのフードをかぶった人が沢山いた。

 

この周辺はWhitechapel(ホワイトチャペル)といって、昔切り裂きジャックが出た地域で有名だ。

 

みなさんはジャックが実在の人物ではないと思ってる人もいるかもしれないですが、実在しました。が、犯行を行った人物がすべて同じ人物かは未だに不明だそうです。

 

歴史の話をすれば、いまはバングラディッシュ人が住む地域、その前はフランス人その前はユダヤ人が住んでいました。 (フランスとユダヤ人の順序はぎゃくだったかもですが)

 

いまは完全なバングラ街です。

 

そしてなぜ切り裂きジャックみたいなのがいたかというと、もちろんこの辺には娼婦が沢山いてもっと治安が悪かったのです。そしてなんといっても霧。

 

霧のロンドンといわれていますが、実はそういわれる理由はロンドンの霧と煙です。というか煙がほとんどです。

 

今はロンドンで煙突から煙をだすことは禁止されていますが、実はそれがものすごい煙になるからです。

 

これは僕の勝手な考えですが、ロンドンは曇りがおおいので、ガスやら煙やらが、雲に戻されてたまっていってしまうのです。

 

そのせいで、煙がもくもくと路上にたまり、前が全然みえないのです。

 

半径10mくらいでも見えないので、これは殺人鬼にはうってつけです。 人を殺しても誰が殺したのか、誰が殺されて、どこで事件が起きたかわからないからですね。

 

霧のロンドンといって、楽しみにしていましたが、霧はでますが、寒い時期に年に10-15日くらいです。 (と、これも適当ですが…)

 

ということでそんな暗ーい過去がある街にやってきたのです。

 

そういう過去は後で知ったのですが、あまり美しい街ではなかったです。

 

しかし韓国人のChoはやたらと薦めます。

 

ここはZone1だぞ! それしては安いぞ! 病院も近いぞ! 駅も近いぞ!

 

と。

 

大家は案の定バングラ人。 この大家とはこれからずいぶんと長い付き合いになるのである…