水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

イギリス留学準備編。

ここでボストン編が終わる。

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ボストンでの経験が僕の人生の転機となった。

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 そして次に始まるのが留学準備編である。

 

日本に帰国して、イギリスへ留学するための準備。

漠然とはしていたけれど少しずつ見通しがついてきた。

 

イギリスに留学することも決まったし、ファッションをやるということも決まった。

 

方向性が定まってきた。

 

不安は少しあったけど。興奮や希望の方が強かった。

 

大きな不安も、ポジティブな気持ちが常に吹き飛ばしてくれていた。

 

まるで大きな扇風機がぶんぶんとフルで回っている感じ。

 

幸い親も賛成していた

 

ボストンから日本に帰ってきたのが5月ぐらい6月ぐらいだろうか。欧米は10月に学校がはじまるから時間はあるかどうか焦った。とりあえず資料を集めようと思い、インターネットで調べ始めた。 イギリスとファッション、かみ合う感じがしなかった。 通っていた美術予備校にも顔を出そうと思った。

 

僕は中学の時からファッション雑誌を漁っていた。 僕は女性を見るとき女性から女性を見るような感覚でみていた気がする。 学ランを着ながら僕は本屋で立ち読みをしてファッション雑誌を読んでいた。 変な学生にみえただろう。 定価だと高いので古本屋で出るのを待って、吉祥寺の古本屋で100円200円になった、地べたに無造作に置いてある雑誌を買い漁った。

 

買いたかった表紙の雑誌があると、非常にワクワクした。 美しい女性と美しいメイク、ヘアスタイル、もちろん斬新なファッション。 すべてが一斉に目に入ってきてその新鮮さは音楽を聴いているようだった。 ファッションはそんな感じで中学からずっと興味があったのだ。