風がわたしの体を包み込み
また別の場所へと過ぎ去っていく
遠くにいる、あなたの想いを運んでくる
陽はわたしの影をつくる
あなたの影も
地面にはっきりとうつっていることを
わたしは思い浮かべる
季節の香りを感じ
ぽっ ぽっ と灯るあなたを想う
わたしは
あなたは
日々しっかりと過ごす
目に見えないあなたとの繋がりは
はっきりとしていく
とぎれのないように
強くなりすぎないように
なのに、わたしは時折
すべてがどうでもよくなる
会えないことで
なにが違うのか
そんな考えは、
気まぐれの風のように過ぎ去っていくと思い
一日を大切に過ごし、新しいものを生み出していく
あなたが立っている同じ地面の上で
指で窓を作ってみる
あなたは確かに存在している