干からびた人参
僕はイギリスにいる。スペイン人もとフラットメートが相変わらず大きな声で話している。僕らの家の１階には小さなコーナーショップ（イギリスにある小さなお店の事をいう、コンビニのようなもの）がある。
その店は機能してなくて、だれもそのお店には入らない。僕らはそこをリビングのように、たまり場として使っていた。
土埃だらけで商品にも埃が被っていた。
僕はフラットメートにこう言った。
「なんで僕らはこの店を放置しているんだ？使えるなら使ったらいい、使えないなら
もう一つちゃんとした部屋を作ったらいいんじゃない？」
彼らはきょとんとした感じで、この数年間一度もそのことに気付かなかった。機能していないお店をリビングとして使っていたのだ。
見上げると野菜が置いてあった、ニンジンが干からびているのをみる。
場所が移る。殆ど９０度の丘を滑り落ちていく。 斜面が９０度以上でも、地面（壁）に触れていれば、ふもとに衝撃なしで着陸できるのだなと理解する。
実際に起きた出来事＞
次の日、日本の野菜が高騰しているニュースをみる。ニンジンが目に入る。
翌々日、六甲山の丘を降りていく。傾斜は９０度ではないがビルから飛び降りる感覚だった。 足が地についていたから特に問題なく下まで降りれた。
ちなみにこれはコーナーショップという名のイギリスのバンド。
