水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

おしゃれカフェ

本屋で本は僕は読まない

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そんなわけで僕はふらふらと、自分の絵のPortfolio(作品集)を持ってギャラリーをたずねた。 一応仕事もしながらふらふらっと。

ここはニューヨークじゃないし、こんなところで自分の作品を売ろうとしてもよいのだろうかとは思った。 それはいいからともかく個人画廊があるStreetを ずっと歩いたのであった。

 

今地図を見てみると僕は全然記憶と違っていた。ボストンは全て栄えてる地域が橋を渡ったマサチューセッツ大学があるほうだと思っていたが、ギャラリーは家の近くにあったかもしれない。

 

通りの名前はほとんど覚えていないけれど、素敵な思い出がある。 とてもかわいいカフェに入ったことを覚えている。 一人で歩いていたわけだがお腹をすかしてしまったのでふらふらっとまた入った。 

 

皆さんアメリカの食べ物は美味しくないと思ってる人がいますが、僕はそうとは思えない。 イギリス留学でのちに判明するが、英国と比べたらアメリカの方が美味しいんじゃないかと思う。 

 

さてそのカフェというのは本屋と一緒に混ざっているところだった。 おしゃれなところだなと思った。 今検索してみて

 

Trident Booksellers & Cafe

 

ではないか?と思う。

 

中は少し暗くなっていて、僕は本を読めるわけがないのに、本棚の本を取り出しては、意味もなく読んだ。 もしかしたら本屋にいるほとんどの人は、この本を取り出してとりあえず読んでわかったふりをする人達で埋め尽くされているのではないか? とも思う。 

 

そのしぐさがなんとなくかっこいいからである。 

 

「私本読んでます。読めるんです」

 

みたいな。

 

僕もその一人だった。 というかどうしたらいいかわからなかったのである。

 

勇気を振り絞り、カフェの席にすわる。 思った通り英語のメニューがやってくる。 

 

みなさん英語恐怖症の人もいるかとおもいますが。アラビア語とかスワヒリとかではないので、なんとなくはわかるものです。英語苦手でも。

 

 僕は一人で食べることは大嫌いだ。なんて言うか恥ずかしい。 何で一人でたべなくてはいけないのか!!! いや一人でいいけれど、皆がいる前にです。

 

食べ物を

 

「ほれ」

 

と目の前にもってこられ。

 

さあ、最後まで食べるんだよ。みててあげるからね。

とこわいお母さんみたいな人が現れるような恐怖感を持つ。

 

恐怖恐怖と言うが

 

僕は恐怖の中で生きている。

 

なにをしてもこわいのである。

 

ほら、いるではないですか、ときどき、顔をつねにしわくちゃにして。すみません。すみません。

とひたすらいう人

 

ああいう人をタイプZといえば僕もタイプZである。

(世界の人がA-Z)しかないとしたら。