これで半年で通算4件目の引越し
携帯番号を交換して韓国人二人と学校の後に時々ミーティングすることになる。
そこで同じ上級クラスの台湾人のAnnaも家探しに加わる。 彼女は会った瞬間にこの人とは仲良くなれると思った。
ほかの二人との第一印象のギャップをそこで感じて、僕はすこし韓国人の二人を疑うようになった。
これでいいのだろうか?と思い始める。
ところが今住んでる部屋からはあと2週間ほどで出なくてはいけない、あてはどこにもない。
僕は少し焦りを感じていた。
僕らはエージェンシー(不動産)に行くことになる。不動産は仲介費をとるのであまりよろしくないなとおもった。
学校の目の前にあったので、英語が出来る3人(ほとんどは韓国人のChoが仕切ってた)に言われるがままについていった。
エージェンシーではごまんと若い学生達が並んでいた。
えらそうな白人がデスクに座り、ぼくらを馬鹿にしたように話しかける(そういう風に見えただけかもしれない)
なんか感じ悪いな。
と思い、はなしをきく。
学生はどこへいっても嫌われるようだ。
日本の外国人、ペット、お断りみたいなものか。
学生だったらおとなしいのではないか?と思ったがこの国では逆で、あそびほうけ、パーティーをして、家をめちゃくちゃにする。というイメージがあるみたいだ。
英語ができるからと言っても、なんでもほいほいついて行くものではないなと思った。直感の方が大事である。
ぼくらはZone2とZone1の狭間にある駅Aldgate Eastにある物件をみにいくことになった。
Annaは意外にも僕がかっこいいと思ったKayと仲良かった。二人はいつも一緒にいて、部屋を見に行くときも一緒にきてくれた。
だんだんと僕は彼女と仲良くなっていって、僕は嬉しかった。
すこしずつだけど、何かが変わり始めていた。英語が出来ない中級組みだけではなくて、英語ができる人達に囲まれて行動するのは気分がよかったし、自信にもなった。
Kayは以前登場したLCF(ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション)に行くというだけで僕に興味をもってなかよくなったタイ人Patとも知り合いだったようだ。
語学学校には記憶にはないが、たぶん300人くらいはいたと思う。
大学のなかには5-6くらいの学校が連携していて、みんないろいろなコース、大学に行くので様々な人が集まっていた。
Kayは建築を目指していた。
Choは写真
Minはセントマーチンズのファウンデーション
Annaはファッション・マーケティング
僕の人生の色が、灰色からすこしばかり色がにじみ出てきた。