水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

アメリカ人は十代から投資をする

アメリカンドリーム@ロード・アイランド州 

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ロードアイランド州にはいつのまにか入っていた。州の境界線には関所もなければ、フェンスもない。つまらないものである。

この州とどこがマサチューセッツ州と違うのかあまりわからなかった。

 

印象深かったのは車の色。灰色っぽくて、みんなつまらなそうに走っていた。

 

なんというか暗い印象を受けた。

 

高架下を何度もくぐった記憶がある。

 

彼の用事とは、日本人の友達と会うことだった。いやこれは、僕のためにわざわざ用事を作ってくれたのかもしれない。 

 

その日本人の中年の男性と食事をする。

 

内容ははっきりおぼえていないが、非常に印象深かったのが

 

投資

 

についてだ。

 

良くアメリカ人はお金の事を若い頃から勉強すると聞いていた。アメリカに富豪が多いのもなにか理由があるのだろうなぁと若い時からなぜだろうと考えていた。

 

「君くらいの年齢ならもう、投資をしていかないとダメだよ。」

 

と言われた。

 

十代のころから、株などを買って投資をアメリカ人はするらしい。

 

何を言ってるのかよくわからなかったし、そんな危険なことができるのか?と思っていた。

はっきりいってこの時からまじめに勉強してやっていればよかったと思う。

 

お金持ちになる本、などなど読めばわかるかもしれませんが、この世の中はもうパンク状態。いや投資しても無意味、かもしれない。 だからなおさら、投資しないと生きていけない。ような世の中である。

 

ラットレース。所謂お金を使うためにお金を稼がなくてはいけない。永遠に続く地獄に僕らは生きているのだ。いやお金が出来た時点で僕らはその地獄にいるのかもしれない。 僕らの欲望がコントロールできない時から、この終わりの見えないラットレースから抜けられなくなっているのかもしれない。

 

なんとなく、そのロードアイランドの彼はとても平凡なサラリーマンみたいな顔をしていた。 

 

ヒロシさんも特にピンときて無いようだった。

 

ヒロシさんの友達は今から行こうとしていた学校について、

「ああその学校ね、いい学校らしい、行ってみたらいい。」

 

といわれ、レストランの外に出る。