水に浮かぶこころ

英国在住アーティストが綴る不思議なドキュメンタリーストーリー

アジアはみんな姉妹兄弟

アジア人と暮らす事は悪くなかった。

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ペンキが塗りが意外と時間がかかって、さすがにみんな飽きてきた。

他の3人とも仲良く安定したちょうど4人を乗せれる船でバランスをとっているように生活することができた。

 

ChoとMinはいつも一緒に行動していたので、どう考えても恋人関係だと思ったけれど、どうやら仲良い友達ということだったらしい。

 

以前食堂で顔がかわいらしいミナコさんとみんなで食事をしたときに、彼女はこう言っていた。

 

「へー、彼らカップルじゃないなんだー。」

 

ぼくも同じ感想である。

 

Choとは段々と関係も深まり、写真の現像の仕方、プリントの仕方をときどき教えてもらった。

 

Annaは会ったときから気があった。やたらと早口でおしゃべりだったけれど、年齢も少し上だったので、安心して話すことが出来た。

 

いつもにこやかで気を使ってくれた。

 

みんなも彼女のことをお姉さんという感じで接していた。

 

Minは彼女は特に気にしていなかったかもしれないが少し距離を感じた。

彼女の顔はまん丸で、横に少しひろい、楕円という感じだった。 笑うと目が猫のようになり、少しセクシーだが、ちょっとした恐さも感じた。

 

なんとなくだが、彼女がすこし強気で入れるのはChoがそばにいるからなような気もする。

 

僕の部屋はとても暑かった。

窓がないので換気もできないから、ドアをいつも開けていた。

 

僕の部屋はオレンジに塗った。ドアもオレンジで狂った人の部屋のようだ。

 

フラットメート(同居人)は窓がないからSatoshiは明るくしようとしてるのだなと勘違いしていたらしい。僕はただオレンジが好きだっただけだ。英語もそんなに喋れないので僕はときどきただ

 

…Yes」と答えていた。

 

やはりアジア人だと楽である。韓国のことも、台湾のこともよく知らなかったけれど、顔が似ているので親近感がわいた。

 

僕は、本当のところはイギリス人と住みたかった。

 

僕は勝手にそれが

 

「とても難しいこと」

 

と考えていたので。いつそれが実現できるか機会を伺っていた。

 

とりあえずここで写真をChoから教わって、良い時期がきたら引越そうと思った。